住宅地の真ん中にひっそりと位置する。かなり古めかしい店構えで、こんなに古く感じる店はほとんど記憶にない。

店舗・味もそうだが、おばちゃんが飴をくれたりする雰囲気といい、昭和中期にタイムスリップしたかのような錯覚を受
ける。

提供されるラーメンはやはり昔風のそれ。 胡椒が似合う懐古派ラーメンだが、下手に凝った新店よりもよっぽどレベル
が高いのでは。オーソドックスな釧路スタイルのラーメンだが、これが箸を止めさせないのだ。肉厚のチャーシューの総
量がめちゃくちゃ多いのも特徴。

今どきこんな郷愁に駆られる店は珍しい。しかも味も上等となると、推薦しない理由はない。

（最終実食日　平成１６年４月７日）